ヱヴァ観た、ポニョ観た。

 暑い...なんたってこの国はこんなにクソ暑いのか...。って、ここよりもっと暑くてじめじめしているところなんて五万とあるんだが、どうも自分にはこの暑さは耐えられん。しかしまた、こんな国だから出来る魂の仕事がある。その一つがアニメ!今回はvisaの延長申請がrejectされてしまったが故に、予期せぬ長期滞在となってしまったが、その間収穫もあった。
 その一つが世界に先駆けて上映されたヱヴァンゲリヲン新劇場版の第二弾である『破』。コメントやネタバレに関してはまだまだ観ていない人が沢山いそうなので少し控えるとして、『破』だけに、大分TV版からはかけ離れた感じではあったものの、ストーリーラインは辛うじてTV版に乗っかっている気もする...。
 もう一つがDVDで発売、レンタル開始された『崖の上のポニョ』。宮崎駿監督でスタジオジブリ最新作品!歌も全国的に大ヒットなこの作品!うん!勢いは凄かった。これまでの宮崎作品の中にあった「現実」という見えないリミッタが全て解放された感じw極僅かなネガティブを除き、完全に徹底してポジティブに、そしてピュアに仕上がった作品。ある意味、宮崎「正」の集大成な気がした。世間では賛否両論あったと思うが、この作品を受け入れられないのは、それこそマトリックスでの「桃源郷プログラム」を受け入れられなかった人間の性と似たようなものではないか?とか考えた。
 暑い...16日には、もう少し湿度の低い環境に戻られそうだ。しかし、この暑さと湿度の産む脳内の鬱憤の様な滞りが、魂の作品の創作意欲へと繋がるのだろうか?9月からはひさびさにこの国で暮らすことになる。それはそれで楽しみかもしれない。