コードギアス 反逆のルルーシュR2 Turn 01「魔神が目覚める日」感想

 ってことで、いよいよ新シーズンを迎え、待望のコードギアス第二期の放映開始です!最近うちのネット回線が非常に調子が悪く、ラジオもぶちぶち切れるし、ネトゲ中の音声通信も途切れ途切れになるし...orz 録画した自宅鯖からダウンロードするのに3時間近くかかってしまった>.< てか、MPEG2録画するからいかんのだろうけど、ビデオキャプチャーボードが古すぎるからMPEG1か2なんだよなぁ...。まぁなにがともあれ見られたので感想。
(↓ネタバレ)

思い出してご〜らん♪

 第一期の最後を記憶しているだろうか?黒の騎士団とブリタニアのコーネリアの部隊がトウキョウ租界で最終決戦を迎えていたとき、妹ナナリーがさらわれたとの情報を聞き、黒の騎士団のリーダーであるゼロであるルルーシュは戦場を放棄する。そもそも自分とナナリーが暮らしやすい世界を築くために全てを始めたのに、肝心のナナリーを失っては何のためにやってきたのかがわからない。それを追ってきたスザクとカレン。そしてゼロとスザクは対峙する。スザクはゼロの仮面を真っ二つに撃ち割り、ゼロの正体が、親友のルルーシュであることを確認する。そして、いざ決闘!というシーンで第一期は幕を閉じる。

そしてはじまる。

 さて、記憶が新鮮になったところで、今回の始まりは、黒の騎士団の幹部は殆ど拘束され、ゼロは処刑されたという設定から。そして、黒の騎士団の残党がC.C.と共に、飛行船で東京租界上空に侵入する。一方、ルルーシュは、なぜか体育教師になってるヴィレッタにアッシュフォード学園で授業をさぼったことで追っかけ回されているシーンから始まる。
...
はいっ?!
ちょっ、ちょっと待ってくれ、自分にはさっぱり訳が分からない。なんでブリタニア軍人のヴィレッタ・ヌゥがアッシュフォード学園で教師やってんの?!落ち着け自分...たしか、一期の最後で記憶を取り戻し、扇を撃つところまでやっていたのでは?それもさることながら、な、なんでルルーシュが普通に学園にいるの?しかも、モノローグ的に「ゼロは負けた。結局は力がなかった。」などと抜かしている。そして、弟?!ロロっていう弟がいるし。あれ?ナナリーはどこ行った?
 そんなこんなで状況がさっぱり読めないなか、ルルーシュは放課後の学校を後にし、またしても賭けチェスに向かう。バベルタワーと呼ばれるトウキョウ租界の中心にそびえ立つブリタニア人のための娯楽施設。そこではイレヴンが奴隷のように働きブリタニアの富豪達がそれを楽しむ。そんな中、バニーガールとして働くカレンの姿がっ!しかし、二人とも会ったことがあるにもかかわらずなぜか初対面かの如く接し方。な!どうした?これはどういう空気ですか?
 状況を整理してみると、黒の騎士団がトウキョウ租界に向かっていて、ルルーシュは全くの別人、カレンはルルーシュと初対面な態度。視聴者を罠に掛けようとしている?まぁ、とりあえずカレンはルルーシュ接触したときに、何かを手渡そうとしていたところから、どうやらスパイな感じがするのはわかった。そして、おそらく黒の騎士団はルルーシュを狙っていることも分かった。あとは肝心のルルーシュだが...。

急展開

 そんなこんなで、バニーなカレンを買い取ろうとしていたマフィアで裏のチェスの名手としても知られる「黒のキング」を相手にチェスの勝負をしかける。その勝負にルルーシュは勝ったがそれがいかさまだと言いがかりを付けられ、キングの部下に捉えられそうになった瞬間、黒の騎士団がタワーを襲撃、カレンが本領を発揮し、ルルーシュを連れ去ろうとする。っていうか、カ、カレン...ちょ、ちょっと犯罪的だよ...その衣装 (T_T)。はい、小清水voiceは好きですが何か...じゃなくてー!訳が分からないルルーシュは弟ロロと一緒に逃げようとする。そこに突如現れた無頼がルルーシュに手を差し出す。が、銃を乱射するブリタニア軍によって、引き裂かれる。とにかくロロと一緒に逃げようとするルルーシュだが、爆発によって離ればなれになってしまう。そして、ルルーシュは無差別に射殺された死体、そして、さっきの無頼の中から姿を現したC.C.と出会う。が、何ものかが引き金を引き、C.C.を撃ち抜く。ブリタニア軍人達だ。彼らは、まだ生きているにもかかわらず、撃たれた人々を焼き払いにかかる。そしてその指揮官はルルーシュがきめ細かく監視されていた事、C.C.や黒の騎士団をおびき出すための餌だったことを伝える。
 こんなに簡単に何も出来ずに殺されるのかと些かショックを受けたご様子のルルーシュブリタニア軍人に射殺されようとしたその直前C.C.がルルーシュにキスをし、ルルーシュが覚醒!王子様のキスでお姫様おめざめの逆パターンでした。とにかく、どうやら記憶を操作されていたということが発覚、C.C.がルルーシュの記憶を復元し、ギアスの力も復活した。そして、第一回のお約束「お前達は死ね」コマンド発動。ルルーシュは再びゼロとして帰ってきた!

あるぇ?

 一期のあのシーンの後はどうなったの?!黒の騎士団の行った反乱はブラックリベリオンという事件で呼ばれるようになったが、結局トウキョウ租界の破壊に失敗。トウキョウ租界はあの大崩壊を経験したにもかかわらず、すっかりきれいになっていた事から、どうやら、相当な時間が経っている事が伺える。もう一度言おう。どうやら、相当な時間が経っている事が伺える。重要なことなので2度言いました。イギ...ブリタニア人があれだけの復元作業を行うんだから、現実的に考えて1年やそこらではすま... なんでもない。そしてナナリーはどこ行った?

スザクはどうなった?

 ブリタニア皇帝の前にひれ伏す三人衆その中に、スザクの姿があった。そして、ブリタニア皇帝にゼロは自分が殺すと誓っている。あの、内部からの変革とあくまで名誉ブリタニア人として活動していたスザクが...といってもまぁ、一期のユーフェミアの件があるから仕方がないとは思う。思うが、結局は修羅の道を進むのだとしたら、今度のスザクくんのやり方はどう正当化されるのか?

ブリタニア皇帝のギアス?!

 オープニングのワンカット、ブリタニア皇帝の目にあの赤い模様が!言われるまで気付かなかったが、どうやら彼もギアスを使える模様。それがどういった力なのかは全く謎。

高揚のコードギアス

 一期の時もそうだったが、個人的にこの作品は、いわゆるリベリオンの精神の元、人々の高揚を誘う作品だと思っている。他作品で例を挙げるとまぁ、旧スターウォーズ三部作なんかもそうだし、フランス革命の話なんかもそれに値する。要するに世の中の理不尽にどんな手段を使ってでも立ち向かっていく主人公の破壊活動への高揚感なのではないかと。キャラクターへの愛着や感情移入もさることながら、やはり醍醐味としての高揚は一期同様しっかりと残っていると感じた。今後の一期からのつながりを示すストーリー、ナナリーの行方、黒の騎士団の革命の仕方などに注目したくなるような流れは健在で、今後に期待したい!