機動戦士ガンダム00 #23『世界を止めて』感想

 はい。今回は、トランザムシステムとGNアームズが偽GNドライブの国連軍MSを圧倒するというお話でした。おしまい。...じゃなくて!でも、ホント後半以外はただのロボット戦争映像でした。新兵器が旧兵器を圧倒する。まぁ、細かく見ると、そこでせめぎ合う人間模様なんかもかいま見れたりしちゃうのですが、なんか描き方がイマイチな気がしました。というのも新兵器とトランザムが目立ち過ぎて...。と思ったら、後半...とんでもない展開がっ!
(↓ネタバレ)
 で、無敵のトランザムシステム。がしかし、無敵ではなく、蓄積GN粒子の解放ってことで、放出限界を超えると再チャージまで期待性能が著しく落ちるという仕組み。大技は往々にして反動も大きいってことですね。てな感じで先週、衝撃的なデビューを果たしたトランザムですが、今回は、発動時こそ華やかだったものの、直ぐに限界に到達して、はいストーップ。でも26機も攻めてきたMS部隊を圧倒。ロックオン・ストラトスの乗るGNアームスが母艦を破壊しに行くのだが、残り一機というところで先週ヤザン...もとい、アリー・アル・サーシェスに鹵獲(ろかく)されたスローネツヴァイが横槍を...。GNアームズは一瞬にして破壊。GNアームスからデュナメスが分離した。これを見ているとガンダムGP03・デンドロビウムを思い出すんだけど...。といってもデンドロはデカ過ぎだがw でもGP03本体(ステイメン)は結局分離しなかったのに対し、デュナメスは分離して応戦。どうやらロックオンとサーシェスはつながりがあったようだ。おそらくロックオンの家族は北アイルランドで、爆弾テロに遭遇した模様。これは以前にも描かれたことがどうやら、そのテロのリーダー的存在がサーシェスだったようだ。コックピットごしに音声通信も込みで対峙する二人。しかし、突然のいがみ合い...なんとなく不自然ではないのか?サーシェスとこれまで対峙してきたのはエクシアと刹那だった気がしたのだが...。
 死闘の末、母艦に帰投してきた元フラッグファイター、ユニオンのダリル・ダッチが特攻(?)してきてデュナメスの右腕を破壊、それに便乗してか、サーシェスのスローネが容赦なく追撃し、デュナメス大破。辛うじて本体は残っていたのだが、ロックオンは最後の力を振り絞り、コックピットから、「狙い撃ち」コントローラを持ってGNアームズのビーム砲と接続。スローネを直接射撃しようという魂胆...。ロックオンに気付いたサーシェスが、ロックオンに突っ込んでくる!そしてロックオン、最後の射撃。機動力に優れるスローネはギリギリでそれを交わし、逆にスローネの一撃が砲台を直撃、ロックオンがはじき飛ばされてしまった。
 そしてようやくトランザムの超速でたどり着いたエクシアと刹那がみたものは...砲台の爆発とロックオンの最後。っておい!展開が早すぎるし、よくわからんよー。ロックオンファン涙目。戦争における人の死なんて唐突で理不尽なものだ。だけど、話としてこれはどうなんでしょう?やっぱテレビの都合により、2クール26話で一区切り付けなきゃ行けないという大人の都合でしょうか?クリエーター様方涙目。アレルヤとハレルヤの超兵のお話くらい、状況を明らかにしてほしかった...。
 で!くぎゅ...もといトリニティのその後と、取り残されたネーナはどうなったのよーっ?!むぅ。なぞがなぞを呼ぶ超展開シリーズガンダム00ですが、佳境に入ってまいりました。一体どうなってしまうのかっ?!